第2回本木昌造賞
受賞者

2009年9月30日

  • 板倉雅宣氏

    Masanobu Itakura

    1932年東京生まれ。1957年千葉大学工学部工業化学科印刷専攻卒業。同年東京書籍株式会社に入社。1990年東京書籍印刷株式会社、1994年東京 製版株式会社をへて1999年退任。タイポグラフィ学会会員。日本印刷学会会員。

  • 受賞について

    東京書籍グループに在職中『東京書籍印刷株式会社三〇年史----教科書 製造の変遷』(同社刊 1999年9月20日)の発行に際し、板倉雅 宣氏は社史編纂委員会委員長として編集・執筆にあたっった。なかんずく同書第10章「教科書体」 は従前に解明されることの少なかった教科書体の成立と発展史を照射したもので、少なから ぬタイポグラファに衝撃を持って迎えられた。
     グループから退任後も『教科書体変遷史』(2003年 朗文堂)、 『教科書に見る印刷術の歴史』(2005年 印刷朝陽会)などの著作を著し、一貫して 教育の根幹たる教科書と教科書体に集中して研究発表を続け、今後の教育漢字と教科書体の 在り方にひとつの指針を示した功績は大きい。また同氏はその後も精力的に埋もれていたタイポグラフィ資料の発掘・ 整理・紹介に努力され、以下に掲げるような多くの著作を著し、後進のタイポグラファにひとすじの道程を指ししめした。その長年のご努力と、あくなき探求心に敬意を表したい。

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