タイポグラフィ学会(会長:佐藤 淳、主管校:京都造形芸術大学芸術学部情報デザイン学科)は『タイポグラフィ学会誌』第一号を創刊しました。
タイポグラフィ学会は、タイポグラフィという技芸に学問的な基盤を与え、その成果を実技・実践に生かし、有効で豊かな展開を通して社会に貢献することを目的に、2005年8月に設立されました。学会の設立から二年が経過し、はじめての学会誌を創刊する運びとなりました。
創刊号には、査読済みの論文が2件、研究ノートが3件掲載されています。これらの研究成果が、日本国内のみならず、各国の研究者によって広く参照されて、タイポグラフィ研究の発展に寄与することを希望するとともに、『タイポグラフィ学会誌』が今後さらに、タイポグラフィ研究における特色ある媒体として成長していくことを期待します。
タイポグラフィ学会誌01
・発刊にあたって
・お祝いの言葉(ジェームズ・モズリー、ジョン・D・ベリー両氏より)
・論文
タイポグラフィにおける文字の大きさに関する考察 山本太郎
グーテンベルク42行聖書の活字と写本の字の関係について 石橋道大
・研究ノート
和字書体の書体分類と展開 今田欣一
芸術大学におけるタイポグラフィ教育
京都造形芸術大学情報デザイン学科の事例 佐藤淳
京都 點林堂と山鹿家をめぐって
本木昌造の流れをくむ京都最初期の近代活字版印刷所 春田ゆかり
・タイポグラフィ学会誌論文投稿規約および細則
・タイポグラフィ学会誌論文投稿申請書
・タイポグラフィ学会入会申込書
・タイポグラフィ学会会員名簿