学会誌概要

『タイポグラフィ学会誌 10』目次と要約

  • 論文:「資生堂書体」とその源流としての「雪岱文字」― 小村雪岱と資生堂意匠部
    タイポグラフィ学会会員 真田 幸治

「「雪岱文字」の誕生─春陽堂版『鏡花全集』のタイポグラフィ」(『タイポグラフィ学会誌 08』)に続く論考。装幀家、挿絵画家、舞台装置家として活躍した日本画家小村雪岱の装幀や挿絵などの仕事に取り入れられていた雪岱独自の文字〈雪岱文字〉が、雪岱が大正7年(1918年)から12年(1923年)まで在籍していた資生堂意匠部で資生堂和文ロゴタイプの着想元としてほぼそのままの文字デザインで取り入れられ、現代も続く資生堂のオリジナル書体「資生堂書体」の原点となったことを指摘、稿者が所蔵する雪岱の意匠部入部前の装幀本や雑誌の挿絵の扉、また資生堂の大正期な様々な資料を元に具体的に論証されています。


  • 研究ノート:わが国への凹版印刷機導入期における凹版印刷機についての考察
    タイポグラフィ学会会員 大石 薫


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書籍データ

発行:
タイポグラフィ学会
発行日:
2017年9月30日
判型:
A4判(糸かがり 並製本)
ページ数:
106ページ


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