2011.8.17
去る2011年2月20日、本学会は『タイポグラフィ学会誌04』の著者による「第2回タイポグラフィ学会研究論文発表会 2011」を行いましたが、その執筆者のおひとりであった林昆範氏には、来日がかなわずご講演をいただくことができませんでした。つきましてはこのたび、林氏の論文「漢字印刷書体の形成およびその標準化に関する研究」について、講演会を開催する運びとなりましたので、至急お知らせ申し上げます。いささか日にちが迫っておりますが、皆様のご参加をお待ちしております。
タイポグラフィ学会会長 山本太郎
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研究論文発表
漢字印刷書体の形成およびその標準化に関する研究
林 昆範(リン クンファン)
日時:2011年8月28日(日)午後3時30分から5時(受付開始:午後3時)
会場:東洋美術学校D棟一階 学生ホール
参加費:無料(会員・一般ともに)
懇親会:参加希望者のみ
参加費:一般: 3,000円 会員: 無料
(一般、会員ともにお飲み物の代金は各自ご負担願います。)
午後5時30分から午後7時30分
まだ少し席に余裕がありますので、締め切りを延長しました。
参加希望者は8月27日(土)までに、参加希望人数、氏名をご記入の上、E-mailもしくはファクシミリにて、タイポグラフィ学会東京事務局までお申し込みください。3日以内にお断りの連絡がない場合は、予約完了とさせていただきます。なお、お申し込みの際には、懇親会への出欠を必ずお知らせください。
E-mail : info@society-typography.jp Facsimile : 03-3352-0727
隋・唐の時代以来、漢民族の書写と印刷書体の正統と主流になっている楷書体──。また現在の台湾では、教育現場などで広く使用されている標準楷書体というものがある。これは台湾工業規格が適応され、省庁の審査を要する唯一の書体でもある。そのような位置づけにある楷書体を軸として、 (唐時代の書写や宋時代の刊本などの)古典印刷書体と、現代書体との繋がりを考察し、検証する。
林 昆範