2014.3.04

『欧文書体百花事典』普及版刊行記念特別連続講演会、第一回 『ボドニローマンからの変遷 Giovanni Mardersteig』

『欧文書体百花事典』普及版刊行記念特別連続講演会、片塩二朗さん(当学会会員)の第一回 『ボドニローマンからの変遷 Giovanni Mardersteig』が行われました。
 最初に参加者全員が、講演内容に添った実験的な三種類の金属活字による印刷を経験しました。また、会場に展示された18世紀の資料を含む貴重な書物の要点について、片塩さん本人から説明があり講演がはじまりました。
 20世紀初頭、ディドポイントからアメリカンポイントへの移行期におこったことを、Mardersteigのボドニ活字の復刻を中心に、モリソンをはじめとする様々な人物に触れながら話が進みました。そして金属活字の基本的な技術の問題から、漢字や和字の活字の問題、さらに、次の世代が考えなければならない課題へ話は展開しました。
 次回は、4月20日日曜日、杉下城司さんの「サンセリフの次なる模索 ローマン・サンセリフ」を行います。どうぞご期待ください。

主催:朗文堂、後援:タイポグラフィ学会、東洋美術学校







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