2017.11.29

「メディア・ルネサンス 平野富二生誕170年祭」が無事終了いたしました

先日、こちらで紹介いたしました「メディア・ルネサンス 平野富二生誕170年祭」が、無事に終了いたしました。

この催しは平野富二の生誕170周年を祝し、朗文堂 サラマ・プレス倶楽部 主催のもと、講演会や活版ゼミナール、掃苔会がおこなわれました。また、先立つ11月11日には、プレイベントとして「江戸・東京 活版さるく」と題したバスツアーが開催されました。

いずれも、2016年に長崎にて開催された「Viva la 活版 ばってん」「活版さるく」に続くものとなっております。

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『花の栞』第三号(株式会社モリサワ 蔵)


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大石薫氏(朗文堂サラマ・プレス倶楽部/タイポグラフィ学会 会員)によるSalama-LPをもちいた活版ゼミナール


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古谷昌二氏 講演『第一部 平野富二、長崎から東京へ』『第二部 平野富二、神田泉町から築地・石川島へ』


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板倉雅宣氏 講演『「もとき」か「もとぎ」か 本木昌造の呼称』

この催しに際し、タイポグラフィ学会 春田ゆかり、真田幸治、平野正一が講演を、松尾篤史が掃苔会の案内役を、各種広報物・活版ゼミナールを日吉洋人が担当いたしました。また、講演の一部はタイポグラフィ学会 学会誌にも掲載されています。

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|春田ゆかり 会員 講演|
『本木一門創始による京都「點林堂」』
『近代ひらがな活字の幕開け、池原香穉と周辺の人々』


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|真田幸治 会員 講演|
『明治の文芸雑誌と東京築地活版製造所「文芸倶楽部」と「新小説」』


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|平野正一 会員 講演|
『子孫から見た 平野富二と縁者たち』

平野会員の講演にあわせ片塩二朗氏(朗文堂/タイポグラフィ学会 会員)より『「平野富二 生誕の地」  建立 有志の会』が紹介される


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「掃苔会」松尾篤史 会員による解説


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日吉洋人 会員によるアルビオン手引き印刷機 実演指導


こちらの「メディア・ルネサンス 平野富二生誕170年祭」継続情報は朗文堂ウェブ・サイト内『花筏』にておこなわれるとのことです。また、こちらの催しについては、タイポグラフィ学会 ウェブ・サイトでもあらためて報告いたします。

平野富二を通じ、わが国、近代におけるタイポグラフィの揺籃期と発展期、その背景を知る貴重な機会となりました。来場者の皆様、主催者の皆様、協賛・協力いただきました皆様に感謝申し上げます。


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|メディア・ルネサンス 平野富二生誕170年祭|
会場: 日展会館 新館 (東京都台東区上野桜木町2-14-3)
主催:  朗文堂 サラマ・プレス倶楽部
協賛:  株式会社 IHI / 株式会社イワタ / 株式会社モリサワ
協力: 平野ホール /「平野富二生誕の地」碑建立有志の会 / タイポグラフィ学会

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