2010.4.01

タイポグラフィ学会会員手帳

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2010.3.03

タイポグラフィ講演会 林 昆範氏 レジュメ

2010年2月28日、新宿区立産業会館てに、林昆範氏による「宋朝体と明朝体――書写 系と彫刻系書体の相剋」を行いました。このレジュメは、当日配布されたものです。

サイズ:A3、二つ折り
デザイン:川崎孝志

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2009.11.28

第2回本木昌造賞:板倉雅宣殿、第3回平野富二賞:大日本印刷株式会社秀英体開発室殿両賞授与式を開催

2009年10月18日   於:榎町地域センター

タイポグラフィ学会では、学会誌論文ないしは著作において、学術的に著しく功績のあった者にたいして「本木昌造賞」を授与してまいりました。第2回本木昌造賞には、板倉雅宣氏が選出され、賞状および記念品が贈呈されました。

タイポグラフィ学会では、タイポグラフィの普及と発展に著しい功績のあった個人および団体にたいして「平野富二賞」を授与してまいりました。第3回平野富二賞には、大日本印刷株式会社秀英体開発室が選出され、賞状および記念品が贈呈されました。

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2009.11.28

「第2回本木昌造賞」受賞者決定のお知らせ

タイポグラフィ学会(会長代理:山本太郎)は、板倉雅宣を「第2回本木昌造賞」の受賞者に選定いたしました。
 当学会では紀要論文ないしは著作において、学術的に著しく功績のあった者に本木昌造賞を設けております。本木昌造賞の対象論文及び著作は、その内容が独創性と革新性を有し、本会の財産としての有力な文献的価値を有し、かつ将来のタイポグラフィの研究に対して多大な影響と貢献を与えうると認められるものとされています。

板倉雅宣氏は、東京書籍グループに在職中『東京書籍印刷株式会社三〇年史----教科書製造の変遷』(同社刊 1999年9月20日)の発行に際し、板倉雅宣氏は社史編纂委員会委員長として編集・執筆にあたっった。なかんずく同書第10章「教科書体」は従前に解明されることの少なかった教科書体の成立と発展史を照射したもので、少なからぬタイポグラファに衝撃を持って迎えられた。
 グループから退任後も『教科書体変遷史』(2003年 朗文堂)、『教科書に見る印刷術の歴史』(2005年 印刷朝陽会)などの著作を著し、一貫して教育の根幹たる教科書と教科書体に集中して研究発表を続け、今後の教育漢字と教科書体の在り方にひとつの指針を示した功績は大きい。
 また同氏はその後も精力的に埋もれていたタイポグラフィ資料の発掘・整理・紹介に努力され、以下に掲げるような多くの著作を著し、後進のタイポグラファにひとすじの道程を指ししめした。その長年のご努力と、あくなき探求心に敬意を表したい。

板倉雅宣氏略歴
1932年 東京市生まれ
1957年 千葉大学工学部工業化学科印刷専攻卒業
同年   東京書籍株式会社に入社
1994年 東京製版株式会社をへて1999年退任
タイポグラフィ学会会員。日本印刷学会会員。

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2009.11.28

「第3回平野富二賞」受賞者決定のお知らせ

タイポグラフィ学会(会長代理:山本太郎)は、大日本印刷株式会社秀英体開発室を「第3回平野富二賞」の受賞者に選考いたしました。
 大日本印刷株式会社秀英体開発室は、秀英体とはその誕生から100年余を経過した文字活字であり、秀英舎(製文堂)・大日本印刷株式会社(以下DNP)が大切に守り育ててきた文字資産である。それはまた同時に、庭契会などDNPを取りまく多くの協力企業や、外注先企業によって外部にも拡散し、いまやひとりDNPにとどまらず、わが国の書物・新聞・雑誌などにも大きな影響を与えている社会的資産でもある。
 DNPは2003年3月31日をもって、金属活字による組版と、それを印刷版とする金属活字版印刷部門を閉鎖した。それに際し、4年余の歳月をかけて秀英体100年余の歴史的検証と、現存していた活字・機器などの調査・分析・研究がはじまり、その調査結果の一部は『秀英体研究』という書物の形で公開された。また同研究で提起された基本書体の大幅な改刻も決定し、2006年1月から「秀英体平成の大改刻」の大プロジェクトが展開している。
 同プロジェクトにおいては、情報の公知公開が計られ、また中核顧客だけではなく、タイポグラフィ実践の第一線にいる諸氏にプロトタイプを試用していただくというかたちで、その意見を節目節目で聴取し、改刻のワーキング・グループと確認しあいながら進行するという前例のない方式を採用している。また東京国際ブックフェアなどへの出展を通じて、出版人はもちろん、ひろく大衆の意見も改刻の中に取り入れている。また、小冊子『秀英体 平成の大改刻』の発行や、ウェブサイトhttp://www.dnp.co.jp/
shueitai/を通じて、インタラクティブな情報交換を実践し、併せて限定公開ながら「秀英体展示室」を設けて開発の途中経過なども随時公開している。
 これは書体とは一企業が独占し、得手勝手に作成するものではなく、ひろくおおやけの存在であり、多くの読者大衆に向けた資産であるという認識から発したものである。
大改刻のプロジェクトは、DNPのフラッグ・シップともいうべき秀英初号明朝体に続き、ユニバーサル・デザインを志向したディスプレー用書体、本文用明朝体シリーズなどが完成間近となり、ゴシック・シリーズ、丸ゴシックシリーズの開発も佳境にはいってきた。
 平野富二賞の授与を契機として、DNPとタイポグラフィ学会とがひろく交流し、21世紀を貫く基幹書体であろう秀英体の改刻に激励を送り、今後の連帯を求めたい。タイポグラフィ学会は同氏の功績を顕彰するため「第3回平野富二賞」受賞者に選考いたしました。

以上

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